宇宙飛行士・山崎直子さんとともに宇宙を旅したアサガオの種の子孫が、柵原学園=岡山県久米郡美咲町=に贈られ、1年生33人が17日、プランターに種をまき、開花に思いをはせた。
2010年4月に山崎さんとともにスペースシャトル「ディスカバリー号」で打ち上げられ、宇宙に滞在した種がルーツ。山崎さんから、音楽プロデューサーでチェロ奏者の三船文彰さんに贈られ、栽培・採取されたもの。三船さんと親交のある同町藤田上の寒竹とよこさんを通じて42粒が同学園に届けられた。
児童たちはプランターに土を入れて丁寧に種をまき、「きれいな花が咲くように」と願いを込めて水をかけた。山崎さんから三船さんを通じて学園に送られた「いろいろな人とのご縁が重なり、みなさんの手に種がリレーされたことをうれしく思います。ぜひ大切に育てて、宇宙や身の回りの自然に興味を持ってください」とのメッセージが寒竹さんから紹介された。